研修医の風景/西谷 雅樹
研修医アンケート
平成25年12月
Q. 当院の初期研修に対する受け入れ体制についていかがでしたか。
地域の中核病院であるが、あまり研修医に知られていない病院であり、研修内容についてもっと宣伝すべきだと思った。 医療スタッフ以外のスタッフも親切な方が多く、研修を行う上ではやりやすかった。
Q. 研修プログラムや指導医の指導などについていかがでしたか。
救急と内科がセットで入院から退院までを診られることは当院の大きな特徴と思う。指導医も話しやすい先生が多いため、非常にやりやすかった。しかしながら、受け持ち患者が多科にわたってしまうことが多く、上級医が多くなってしまうことはマイナス点であると思われる。2年目研修からは科ごとの研修であるため多少は緩和されるが、1年目にとっては方針決定のため毎日上級医を探さないといけないため大変であった。
Q. 当院での研修全体を通しての感想をお聞かせ下さい。
14ヶ月いろいろなことを学べ、外来(救急)、病棟業務、手技など様々なことを行えました。毎日それなりに忙しいことが多く、仕事量は決して少なくないため大変なことも多かったですが、その分得られるものも多かったと思います。1人の入院患者を任せてもらえることもあるため、メジャープロブレムはもちろんのこと、マイナープロブレムに関してもしっかり考えることができ、今後医師として活動するなかでも必要なことができたと思います。松任で学んだことが生かせるように、日々精進して頑張っていこうと思います。
これまでの研修の総括と抱負
平成25年1月
研修医1年目として2012年7月から2013年の1月まで7ヶ月間当院で研修を行ってきました。1年目の目標としては多岐にわたる内科系疾患について、問題点を明らかにし、診断・治療戦略を立てられるようになることを目標としておりました。また、必修科目でもある救急医療について、外傷も含めて初期対応ができるようになることも重視しておりました。当院では救急外来を担当する機会が多く、入院から退院までの一連の流れを経験でき、自分の目標達成にはとても合っていたと考えております。内科系疾患についても各科の垣根を越えて多くの疾患を経験できるため充実した研修を送ることができました。まだまだ未熟な点はありますが、医師として良好なスタートを切れたと自覚しております。
満足のいく研修生活を送れましたが、今年できなかったこととして内視鏡やエコーなど検査を行う機会が少なかったことがあげられます。研修1年目でありまだまだ初期対応などに慣れておらず、効率の悪かったことも多くあったことと思いますので、来年度は検査などにも積極的に参加したいと思っております。病棟業務や検査など様々なことを通して多面的に患者さんを診察・治療し、何よりも患者さんのためになるような医療を展開していけるように努力していこうと考えております。
当院の研修で4ヶ月たって
平成24年10月
1年目研修医として今年の7月より公立松任石川中央病院で研修しております。当院の研修は基本的に病棟業務+救急業務で構成されており、救急当番のない日には内視鏡検査や心臓カテーテル検査など、自由に参加することができます。
研修医1年目にして入院から退院までの一連の流れを行えるという、他に引けを取らないシステムだと思います。また、ACLSやJPTECなど様々な資格も取得でき更なるステップアップにもつながる有意義な研修生活です。