検査室

検査室は、診療前検査を行い、正確・迅速な検査報告に努めています。
検査には尿検査、血液検査、微生物検査、輸血検査、病理検査などの検体検査と、心電図など患者さんに直接接して検査する生理検査があります。
検査室は、検査医1名、臨床検査技師22名(男性4名、女性18名)、検査助手2名のスタッフで24時間対応(日直、宿直)しています。
業務は、1階 生理検査部門と2階 検体検査部門・病理検査部門に分かれています。
生理検査部門は、心電図検査、心臓カテーテル検査、心臓リハビリ、呼吸機能検査、超音波検査、脳波検査、筋電図検査、聴力検査などを行っています。
検体検査部門は、生化学・免疫検査、血液検査、尿一般検査、微生物検査に分かれて検査しています。外来、入院、健診検体の迅速な検査を行っています。

生理機能検査

生理機能検査は9名で総合健診センターを含め多様な検査を行っています。

心電図検査

不整脈や心筋梗塞、狭心症などを早期に発見します。

呼吸機能検査

肺活量や一秒率など肺機能を調べます。喘息や肺の病気の診断に役立てます。

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心臓超音波検査

心臓の筋肉や弁の動きをみます。時間は大体10~20分程度です。

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脳波検査

脳の働きを調べる検査で頭に19個の電極を着けて検査します。失神、意識障害時、認知症を疑う時には脳波検査を行います。

筋電図検査

力が入りにくい、手足に痺れがある時や、糖尿病の末梢神経障害の有無を調べる時には筋電図検査を行います。

検査室

検体検査

検体検査(一般、生化学、免疫、血液、輸血、微生物)は8名で行っており、日々迅速に結果をお知らせできるよう取り組んでいます。

一般検査

尿中の蛋白、糖、潜血などの有無や細胞、結晶の分類をします。便の潜血、寄生虫の有無を調べます。

 

血液検査

血液中の細胞(白血球、赤血球、血小板)の数を調べ、貧血や、出血傾向の有無を調べます。また、顕微鏡で白血球の形態を調べます。

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生化学・免疫検査

自動分析機により血清中の電解質、酵素、ホルモン検査、腫瘍マーカーを調べます。

検査室 検査室

輸血検査

安全な輸血を行うため、血液型、不規則抗体検査、交差適合試験の検査をしています。また、血液製剤の適正使用、管理を行っています。

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微生物検査

患者さんから採取した痰や便などの検体から感染症の原因となる微生物(細菌やウイルスなど)を見つけ、薬の効果を調べます。また、院内感染対策チーム(ICT)や抗菌薬適正使用チーム(AST)の一員として、院内で薬剤耐性の菌が蔓延しないよう活動しています。

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病理検査

組織診、細胞診、術中迅速病理診断、病理解剖を常勤病理医1名、検査技師5名で行っています。患者さんから採取した臓器や尿、痰などから検査技師が標本を作製し、病理医が診断しています。病理解剖も行っています。

検査室 

組織診

ポリープや手術で切取った臓器などを顕微鏡で観察します。

検査室

細胞診

尿や痰などに癌細胞が含まれていないかを調べます。

検査室 

病理解剖

臨床診断の妥当性、治療の効果判定、直接死因の解明について調べます。

院内のチーム医療での活動を行っています

  • 病棟糖尿病指導:毎週木曜日16:00から1時間程度、血糖値について説明しています。
  • 栄養サポートチーム:回診参加と身体計測をしています。
  • 心臓リハビリ指導:毎日午後に、心臓機能を高める指導を行っています。
  • 感染対策チーム・抗菌薬適正使用チーム:回診参加と菌の検出情報等を提供をしています。
  • WST:回診参加と検査値提供をしています。
  • DMAT:災害時にチームを派遣しています。

資格取得【臨床検査技師】

専門の認定取得を目指しています。

細胞検査士 5名 超音波検査士 3名
緊急臨床検査士 5名 2級臨床検査士 のべ16名
認定認知症領域検査技師 1名 認定病理検査技師 2名
認定臨床微生物検査技師 1名 感染制御認定臨床微生物検査技師 1名
日本糖尿病療養指導士 4名 栄養サポートチーム(NST)専門臨床検査技師 2名
BLSプロバイダー、インストラクター 2名 心臓リハビリテーション指導士 3名
上級災害医療救護通信エキスパート 1名 心血管インターベンション技師 1名
有機溶剤作業主任者 4名 特定化学物質、四アルキル鉛技能作業主任者 4名