卒後臨床研修Q&A

Q1 宿日直などはどのように行われていますか?

A1 救急外来の宿日直は、宿直17:15〜翌8:30、日直(土日祝)8:30〜17:15で、内科系・外科系の医師2名が行います。1年次の前期は基本的にファーストコールは上席医になり、研修医は診察室で上席医の指示に従います。1年次研修医の宿日直は、研修中の診療科の医師が宿日直に当たった時にいっしょに宿日直になります。宿日直医はあくまで上席医になりますので、研修医が救急外来の診察を一人で行うことはありません。2年次になれば、ファーストコールが研修医、問診・身体所見等のあとに上席医の指示を仰ぎます。電子カルテにより、院内のどこにいてもカルテを参照できますので、いつでも上席医のアドバイスを受けることができます。研修中の診療科によっては、オンコール制をとっており、宿日直の1診を受け持ちます。院内に必ず上級医がいますので、いつでもオンコールで院内の上級医に確認することができます。1年次は平均月4回の宿日直があり、2年次は院外研修中は宿日直がありません。宿日直手当は、研修医も他の医師と同様に1回につき2万円支給されます。宿直にはお弁当が出ますので、食費として1回250円控除されます。

Q2 研修スケジュールは病院が決めるのですか?

A2 1年次については救急(麻酔科)のローテーションがあるため、いくつかのスケジュールから選んでいただきます。1年次の必修科目の内科では、当院の糖尿病・内分泌内科、消化器内科、循環器内科、腎高血圧内科、甲状腺診療科、放射線科にて研修しますが、研修医の希望により調整することができます。最後の3ヶ月は選択必修科目を2診療科以上を各1ヶ月以上計3ヶ月以上となります。選択必修科目は1診療科1名のため、研修期間が重ならないよう、調整します。2年次には地域医療研修や産婦人科研修があり、受け入れ先の都合などがありますので、調整が必要です。地域医療の研修先は、研修医の希望によります。また、選択科目を金沢大学病院で研修を希望する場合も最長10ヶ月可能です。基幹型研修医の数が少なく、スケジュールはかなり自由に設定できます。プログラム上の必修科目の研修期間が最低限守られていれば、年度の途中でのスケジュール変更も可能です。

Q3 宿舎などの施設はありますか?

A3 基本的に基幹型研修医には、敷地内の医師住宅単身用(1LK、床暖完備、オール電化)に住んでいただきます。家賃負担はなしです。電気、水道などは別途給与天引きされます。

協力型研修医については病院借り上げアパート又は医師住宅実質家賃負担20,000円。電気、水道などは別途。

Q4 病院見学を申し込みたいのですが?

A4 病院見学は随時受け付けています。1日見学でも1週間ぐらいの見学も大丈夫です。ここが見たい!という希望があれば、希望部署を中心にご案内いたします。例えば内科系を中心に見たいと希望があれば、内科系の指導医に確認をとり、日程の調整をしますし、研修医について「1日研修医体験」もできます。3日間ぐらい時間をかけてゆっくりいろんな所を見たいという希望があれば、プログラム責任者に確認をとり、「3日間院内ツアー」を企画します。「石川県にあまり縁がないので、宿泊などが不安」であれば、ご相談下さい。まずは、ホームページ又はメールでお問い合わせ下さい。

Q5 中断者の受入について、年度途中でも大丈夫ですか?

A5 当院のプログラムは「研修医毎にスケジュールを作成」ですので、個々のプログラムで動きます。したがって、他の研修医と到達度が違っていても、支障があまりありません。プログラムに欠員があれば、中断者の受入は年度途中でも可能です。しかし、前の研修病院での研修プログラムと当院の研修プログラムの違いや、中断した時期までの修了内容の評価、それに合わせたスケジュールの作成、また中断した理由など考慮すべき点が多いのも事実であり、研修期間の延長も含め調整が必要です。とりあえず、見学に来て、お話をしませんか?

セミナーなどで多く聞かれた内容を中心にしてあります。
ご質問があれば随時お答えいたしますので、なんなりとご質問下さい。