総合健診センターについて

最新の診断機器と快適な環境、皆さまの健康管理は総合健診センターで

健康的な生活を維持するためには、ご自身の健康状態を把握することが大切です。私たちは、受付から結果通知までお客様にご満足いただけるよう、充実した健康診断を実施しております。各種コースをご用意しておりますので、ぜひご利用ください。なお、ご加入の健康保険によっては助成金が出る場合があります。お気軽にお問い合わせください。

快適な空間のなかで、信頼性の高い健康診断を

私たちは「より快適な健康診断を」との思いから、日ごろお忙しいお客様にゆったりとくつろげる空間を提供できるよう、総合健診センターを拡大整備いたしました。お客様のプライバシーに配慮した診察室の配置や、精度を保つために十分な広さの検査スペースを確保し、また、女性特有の検査には、女性専用待合室「ウーマンズルーム」をご用意いたしました。みなさまの健康を担う信頼され安心できる健診として、公立松任石川中央病院・総合健診センターをご利用ください。

特徴

  • 高度な健診サービス
  • 信頼され安心できる健診
  • MRI・超音波診断装置を使用した高い精度
  • 最新技術であるPETを取り入れた「がんドック」

ドック健診者における肥満者の実態

平成5年8月に総合健診センターを設置し、ドック健診を行っている。ドック受診者で、肥満者における生活習慣病についてまとめた。

1.肥満(体脂肪率が多い)は生活習慣病の基であり、ドック健診での肥満の調査を行い、10年後の推移をみた。
総合健診センター開設後1年間で6,675人がドック健診を受けたが、肥満者は女性(体脂肪率>=30%)では19.2%にみられ、肥満の程度に関係なく平均47才前後であった。血糖値、血圧、脂質(コレステロール、中性脂肪)は肥満度に比例し、異常値の頻度も同様であった。10年の経過では、一時肥満度は改善しても10年後には再び肥満となりやすく、糖代謝や高血圧などの動脈硬化性疾患の危険因子には、最初の肥満度が影響し、加齢にともない増強された。
肥満男性(体脂肪率>=25%)は、17.7%であり、高肥満者は若年者(<50才)に多く、代謝異常や高血圧の頻度とは比例しなかった。10年の経過では女性と違い、肥満の改善がみられ、脂質異常の頻度も低下し、高血圧の頻度は増えなかった。動脈硬化性疾患の危険因子には最初の肥満度の影響は少なく、加齢が関係した。

2.メタボリックシンドロームの基準に腹囲測定がある。腹囲の数字に関しては女性の90cmに異論が多い。当院のドック健診でみると、男性では85cmは妥当であったが、女性では、糖代謝異常、脂質代謝異常、高血圧の出現頻度から見ると、スクリーニング値として80cmが適した。さらに体格を考慮して、身長比でみると、男女とも腹囲・身長比0.5以上がメタボリックシンドロームの基準となると考えられる。

総合健診センター 河合 昂三、中源 雅俊

詳細は「人間ドック」22巻5号32頁、24巻1号50頁に掲載されています。

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