令和6年度中部ブロックDMAT実働訓練

2025年2月1日(土) 三重県

 中部9県のDMATおよび関係機関による実働訓練で、今年度は三重県で開催されました。南海トラフ地震を想定とした最大震度7の地震が1/30に発生、訓練は発災3日目の活動を検証するものでした。当院からはコントローラー3名が参加しました。

① コントローラー参加:伊勢志摩地域活動拠点本部

 安間医師が参加。域内の一部が津波浸水、志摩地区が孤立する甚大な被害状況で3日目(訓練日)に道路が啓開するといった想定で行われました。
 活動拠点本部を伊勢庁舎に設置。伊勢赤十字病院DMATが中心となって本部を立ち上げ、参集したDMATも加わり運営を行いました。活動拠点本部には約50チームが参集、被害状況をもとに域内の病院、社会福祉施設、避難所に派遣しました。また県調整本部、松阪・東紀州地域活動拠点本部とWeb会議で情報共有を行う訓練も行いました。

  

  

② コントローラー参加:三重厚生連 松阪中央総合病院

 唐木調整員が参加。松阪・東紀州地域の災害拠点病院を統括するハブ病院としての機能確立、病床拡大、他院DMATとの協働を目的とし、院内訓練が行われました。
 仮想病棟では、赤エリアからの重症患者受入のため病床を空けるトリアージをし、院内災害対策本部内の診療コントロールセンターと連携、病棟・外来部門での患者搬入・搬出訓練(治療困難患者の上り搬送、福祉避難所への下り搬送)も行いました。