動体追尾照射について

動体追尾による高精度放射線治療

動体追尾とは、呼吸により動く腫瘍(肝臓・肺など)に対して、その動きを自動的に捉えながら照射を行う方法です。

動体追尾照射のしくみ

体内に小さな金属マーカー(金マーカー)を留置し、その動きを1秒ごとにX線撮影によるモニタリングを行い、呼吸波形との相関を自動的に認識します。 その後、取得したデータをもとに、OXRAYに搭載されたジンバル駆動を利用し、腫瘍の位置を認識・追尾しながら照射を行います。

動体追尾ジンバル機構の動画はこちら(外部リンク)

当院では肝がんへの動体追尾照射を積極的に行っており、肝臓への金属マーカーの挿入は、消化器内科の医師により、超音波ガイド下で挿入しています。

動体追尾照射を行うメリット

  • 腫瘍の動きをモニタリングしながら正確に照射できる。
  • 腫瘍を追いかけることで、正常組織への照射範囲を減らすことができる。
  • 息止めが不要となり、患者さんの負担が軽減できる。
  • 照射を止めることがないため、治療時間の短縮が見込める。